「実質のないコンテンツ」Google手動ペナルティーを4日で解除した方法

こんにちは、鴨野隼人です!

先月の中頃に僕の運営サイトの1つにGoogle先生から「実質のないコンテンツ」という手動ペナルティーを受けまして、その4日後に手動ペナルティーを解除することに成功したので、その時に行なったことなどを記事にまとめておきたいと思います。

あまり「実質のないコンテンツ」という手動ペナルティー解除の事例というのは、2014年8月時点においては、ネットで検索をしてもまだ中々見当たらないと思いますので参考になればと思います!

ちなみに、「Googleの手動ペナルティーって何?」っていう方の為に簡潔に手動ペナルティーについて説明をすると、Googleが目視でSEOスパムの疑いがあるサイトをチェックしてペナルティーを発動するというものです。

手動ペナルティーにも幾つかタイプがあるようですが、僕が受けた「実質のないコンテンツ」という手動ペナルティーはGoogleの品質ガイドラインに抵触した場合に手動で発動されるもののようです。

このページの目次

まずは、今回、僕がGoogle先生から「実質のないコンテンツ」という烙印を押された サイトの簡単なスペックを先にご紹介したいと思います。

その上で再審査リクエストを行なう前にどういった対応を行ない、手動ペナルティー解除に至ったのか、そして、また、ペナルティー解除後にサイトはどうなったのかという流れで説明させて頂きます。

ということで以下、目次です。(ページ内リンクは目次に貼ってないです。)

  • 手動ペナルティーを受けたサイトの簡単なスペック
  • 原因特定の為に参考にしたもの
  • 疑わしいと思われた箇所
  • 行なった対策
  • 再審査リクエストの準備
  • 4日後 - 「手動によるスパム対策を取り消しました」の通知
  • 検索順位が戻ったのはペナルティー解除の翌々日
  • 最後にまとめ
  • 【NEW】2014年11月23日追記 - ペナルティーを受けたサイト診断を承ります
  • Q&A

手動ペナルティーを受けたサイトの簡単なスペック

サイトのURLこそ非公開とさせて頂きますが、 簡単にサイトのスペックをご紹介すると 以下のようなものとなります。

項目 説明
サイト開設日 2014年7月1日
ペナルティーを受けた頃のPV数 約3100pv/日
最高PV/日 13567pv
サイトのタイプ とあるテーマに特化したブログ型の情報サイト
ページ数 50ページ近く
テキストコンテンツに関して 自分で書いたオリジナル。文字数は記事によって異なるが、自分の場合、長文になる傾向があるので、2000文字以上のものが多いはず。
画像や動画コンテンツに関して 画像も動画も自分で撮影、編集したものがほとんど。ほんの一部の画像のみ出典元を明記し引用という形で著作権法に反しない形式で掲載
広告の有無 ページタイトル直下と記事直下にアドセンス広告&一部記事にアフィリエイトリンク
アフィリエイトリンクの割合について 全ページの2割程度にアフィリエイトリンクは含まれていた
人工的な被リンクについて 自作自演リンクは無し
ペナルティー通知日 2014年7月18日
検索順位の下落が起きた日 2014年7月17日

上記の記載通り、テキストはもちろんのこと、画像も動画もオリジナルのコンテンツであったため、まさか自分がGoogleの手動ペナルティーを受けるなんて思いもしてなかったです。

ましてや、「実質のないコンテンツ」という屈辱的なペナルティーを受けるなんて、正直、だいぶムカついたのですが、ちょっと冷静になって考えてみると、「このサイトでペナルティーを喰らうには何かしら原因があるはずだ」と思い、原因と思われる箇所の特定を行なうことにしました。

原因特定の為に参考にしたもの

手動ペナルティーの対象となった問題箇所に参考にしたのは、以下に挙げるGoogleの公式情報です。

これらの情報に何度も繰り返して目を通しました。

GoogleのWebスパムチーム「マットカッツ」氏の動画

手動ペナルティー通知を受けて最悪の気分になっている時に、GoogleのWebスパムチーム責任者のMatt Cutts氏がニヤついた表情でお出迎えしてくれます!!

感情逆撫でされちゃいますね!

でも、この動画は5回くらいは見て参考にしました。

品質に関するガイドライン

テキストベースの情報ですと、以下のページに目を通しました。

ここに挙げた動画や記事を何度も読み返して、Google先生にフラグを立てられた可能性があると考えられる点を、まずは自分なりにリストアップして行きました。

疑わしいと思われた箇所

以下が上記に挙げた動画や記事を参考にした上で、自分なりに「ここが問題とされた箇所なのかな?」と思った箇所となります。

1.無断複製コンテンツ

ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト

⇒【引用元】無断複製されたコンテンツ

ほんの一部の画像を除いては僕が手動ペナルティーを受けたサイトで掲載している画像や動画は全て、自分自身が撮影&編集を行なった完全オリジナルのコンテンツです。

他の権利者の画像を利用する際には出典元を明記し、画像を引用という形で利用し、著作権法第三十二条に沿った形式をとって掲載しておりました。

⇒【参考】著作権法 - 総務省運営のe-Gov

ここで僕が心配したことは次の2点です。

  • 自分のオリジナルの画像や動画をGoogleは人のコンテンツだと勘違いしてる可能性が少なからずあるのかもしれない。そもそも、Googleが誰が画像や動画の著作権を有するのかをどう判断することが出来るのかが疑問。

  • 引用という形で他の権利者の画像や動画を利用したとしてもGoogle的にNGとなるのかもしれない

答えはGoogleのみぞ知る所なので僕には仮説しか立てられませんでしたが、とりあえず疑わしい点としてリストアップしておきました。

2.アフィリエイトリンク

商品アフィリエイト リンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているもの。

⇒ 【引用元】アフィリエイトプログラム - 品質に関するガイドライン

 

ユーザーが元の販売者のサイトに直接アクセスせずにこのサイトにアクセスしようとする理由を考える。元の販売者が提供しているコンテンツを転載するだけでなく実質的な付加価値を提供するサイトにします。

【引用元】上と同じ

ペナルティーを受けたサイトの2割程度に及ぶ個別ページにはアフィリエイトリンクが含まれておりました。

なので、アフィリエイトリンクに関連するGoogleの公式情報も何度も読み返しました。

上で引用した文面を見る限り、アフィリエイトリンクを載せるのであれば、「他のサイトにはない付加価値や販売元サイトにはない付加価値を提供しろ」ということが書かれています。

この基準を踏まえた時に疑わしいページは確かにありました。

例えば、それに該当するページというのは以下のような流れでアフィリエイトリンクを貼っているものでした。(あくまで例です!)

すごい簡略した一例

篠崎愛さんは焼き肉好きで何たらかんたら〜〜〜。

(中略)

それで、この前、篠崎愛さんが御用達の豚肉専門サイトについてラジオ番組で語っていたんですよね。

その豚肉専門サイトがコチラなんですが、自分も今度買ってみようかなー。

⇒ アフィリエイトリンク

イメージとしてはこんな感じです。

※ 篠崎愛さんが御用達の豚肉専門サイトを紹介していたという話もあくまで架空の例なので誤解の無いようにという事で念の為、注意書きを。

このような流れでアフィリエイトリンクを貼っている場合、僕自身は紹介しているサイトで商品を購入した経験もないですし、また、その商品自体を体験した経験もありません。

また、その紹介先サイトについてレビューをしている訳でもなく、その商品に関してのレビューをしている訳でもありません。

しかし、果たしてユーザーに対して付加価値を提供していないかというと、結構、人によって判断が分かれるところだと思います。

というのも、仮に上の架空の話が事実だとした場合、篠崎愛さんが御用達の豚肉専門サイトの存在を教えること自体が、あるユーザー層にとっては有益な情報となるからです。

果たして、Googleはこの辺りに関してはどう考えているのでしょうか?

この辺も答えはGoogleのみぞ知る所ですが、ペナルティー対象となった可能性は少なからずあるので、疑わしい箇所としてリストアップをしておきました。

ちなみに篠崎愛さんは最近、Twitterを始められました。

特にファンという訳でもないですが、僕もフォローしてみました。

⇒ 篠崎愛のTwitterアカウントを今直ぐフォロー?

3.誘導ページ(ドアウェイページ)

市町村名や都道府県名などの特定のクエリに対する検索結果で上位に掲載されるようにするために、サイト上の複数のページに類似のコンテンツを掲載したもの

⇒【引用元】誘導ページ

これに該当するページというのが確かにペナルティーを受けたサイトには存在していました。

詳細を書くと長くなってしまうので簡潔に書くと、最初に記事を投稿した段階の時は、 それらの記事は内容が異なるものでした。

しかし、時間の経過とともに、それらの記事で取り扱っている対象の情報が同じような状況となってしまったのです。

そのため、その最新の状況を各記事に反映したところ、結果的に記事の内容も同じようなものとなってしまったのでした。

もちろん、それぞれの記事は自分で書き上げたものですが、最終的に内容を見ると、 キーワードや文章は異なれど、ページの構成やその内容は同じようなものとなっていたのです。

ここは結構、疑わしかったのでペナルティー対象となったと思われる点として要チェックしておきました。

また、他にも一部、似たような意味合いのキーワードで独立したページが2ページほどあったので、そこもチェックしておきました。

4.質の低い記事

記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?

⇒【引用元】良質なサイトを作るためのアドバイス

内容が薄いと思われるページも50ページに近いサイトのうち、 6ページほどがそれに該当しました。

なので、それらのページもペナルティー対象となった疑わしいページとしてチェックしておきました。

5.独自性

この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?

⇒【引用元】良質なサイトを作るためのアドバイス

該当サイト内のコンテンツには、他の関連サイトでは見られないような独自のコンテンツがありました。

しかしながら、公式サイトの情報をもとに編集して分かりやすいかたちでまとめた情報コンテンツもあり、そういったコンテンツの独自性は低いと言えます。

ですが、僕はユーザーの視点で立った場合に、サイト内の全てのコンテンツが独自性の強いコンテンツである必要はないと考えます。

というのも、一度、自分のサイトに訪れたユーザーに対して、自分のサイト内でも提供出来る情報を、わざわざ独自性が低いからと言って、コンテンツ作成の元となった公式サイトにリンクを貼って誘導することは、逆にユーザにとっての利便性が低くなってしまうと思うからです。

ですので、おそらく、Googleも全てのコンテンツに対して独自性を強く求めているという訳ではないかと思うのですが、一応、念の為、独自性が低いコンテンツを含むページはリストアップしておきました。

行なった対策

さて、先に挙げた"自分なりに疑わしいと思われる問題箇所"に対して、以下に引用する情報を参考にして何らかの対策を取ることにしました。

So the question I would ask yourself, if you get this message, is "Okay, do I have the option where I can remove some of the content that maybe isn't original? Or maybe I can come up with some unique angle, some take that would really add more value, that would make users excited to land on that page." 【適当な意訳】「実質のないコンテンツ」のペナルティー通知を受けた場合はこんな質問を自分に投げかけてみよう。「オリジナリティーのないと思われるコンテンツを削除するという選択肢は取れないか?また、削除しないにしても他サイトの既存のコンテンツと異なる独自性のある価値あるコンテンツを作ることが出来ないか?」

⇒【引用元】Thin content with little or no added value

 

低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。

⇒【引用元】良質なサイトを作るためのアドバイス

これらの情報を参考にすると、自分には問題と思われる該当ページに対して、以下の4つ選択肢があるのかなと思いました。

疑わしい箇所に行なう対応の選択肢

  1. 削除する
  2. 統合する
  3. 独自性があり、価値のあるコンテンツに改善する
  4. 何もしない

そして、実際に疑わしいページに対して適切であると思われる対応を上記に挙げた選択肢の中から選んで行なって行きました。

1. 削除する

サイト内にあった内容が薄いページは6ページほど削除しました。

質を高めるという選択肢もありましたが、そこに時間をかけようとは思わなかったので削除することに致しました。

また、誘導ページとして疑わしいのではないかと考えた前述のページも、全て削除致しました。

それらのページにはアフィリエイトリンクも含まれていましたので、実質、アフィリエイトリンクが含まれているページの大半がこの段階で無くなりました。

再審査リクエストを行なう時点でサイト内でアフィリエイトリンクが含まれていたページは2ページのみでした。

2.統合する

キーワードこそ違えど、意味が似ているキーワードをメインキーワードとした記事は1つの記事に統合しました。

つまり、片方の記事を削除し、残したもう片方の記事の中に、削除した記事の内容を上手い具合に組み込むという対策を取りました。

3.独自性があり、価値のあるコンテンツに改善する

まず1度、再審査リクエストを出して、その結果を踏まえてから、こういった時間のかかる対応は行なうと考えたので、この対応は結局行なわなかったです。

4.何もしない

他の権利者の画像を著作権法に反しない形で掲載していたページがありましたが、そのページに掲載された画像は削除することもなく、そのまま載せたままにしておきました。

行なった対策に関してのまとめ

ひとまず、ここで挙げたような対策を取って再審査リクエストを出してみようと思いました。

そして、もし、これでダメだったら、また追加で対応をしてみようと考え、再審査リクエストの準備に取りかかりました。

再審査リクエストの準備

再審査リクエスト自体は以下のページから行なう事が可能です。

⇒ 再審査リクエストを行なうページ

現在、僕の運営するサイトには有り難い事に手動ペナルティーの通知は来ていないので、 上記の再審査リクエストページにアクセスしても再審査リクエスト画面は表示されません。

なので、どういった文章が再審査リクエスト画面に掲載されているのかを確認することは出来ません。

しかし、僕の記憶だと確か要点としてはこんなことが書かれていたような気がします。

  • 問題となったと思われる箇所がどういう経緯で発生したのかを記載する
  • 今後、同じようなことが起きないようにどういった対策を取るのかを記載する

なので、再審査リクエストを起こる際のリクエスト依頼文では上記2点を含めるようにしました。

また、再審査リクエストを行なう際には、Googleのスプレッドシートを利用して別途、行なった対策などをまとめた参考ドキュメントへのリンクを再審査リクエスト時に貼っておいた方が良いという情報をどこかで見た事があったので、それを実践してみることにしました。

ということで、再審査リクエストを行なう際に必要となったものは以下の2点です。

  • 行なった対策をまとめたGoogleスプレッドシート
  • 再審査リクエスト文章

行なった対策をまとめたGoogleスプレッドシート

今見返すともっとコンパクトに情報をまとめられるなと思うのですが、 その時、作成したGoogleのスプレッドシートは3つのタブで構成されてました。

  • 「残した記事」
  • 「削除した記事」
  • 「再審査リクエスト後に行なった対応」

それぞれのタブで作成したスプレッドシートの概要をご紹介します。

「残した記事」をまとめたスプレッドシート

記事タイトル URL オリジナル性 オリジナリティーの根拠 アフィリエイトリンク
記事タイトルA そのURL うんたらかんたら! ×
記事タイトルB そのURL うんたらかんたら! ×
記事タイトルC そのURL うんたらかんたら! ×
記事タイトルD そのURL うんたらかんたら! ×
記事タイトルE そのURL うんたらかんたら!

上記の表のように、該当のスプレッドシートに項目を設けて情報をまとめてみました。

削除もせず、他の記事と統合もしなかった記事というのは、そのまま、残っているに値する理由があるべきだと考えました。

そこで、残した記事の一覧を作成し、それぞれのページのコンテンツの質と独自性を自分なりに4段階評価を付けてみました。

  • ◎ - 他がマネ出来ないようなコンテンツ
  • ◯ - 他がマネ出来るだろうけど内容自体は被らないコンテンツ
  • △ - 公式サイトなど他のサイトにある情報をもとに作成したコンテンツ
  • × - コピペ

そして、なぜ、自分がその評価が適切だと考えたのかも説明しました。

また、特に独自性が低いと考えられるコンテンツに対しては、なぜ、そのページがサイト内に存在する必要があるのかを説明するようにしました。

「削除した記事」をまとめたスプレッドシート

純粋に削除した記事、または他の記事と統合するに当たって削除した記事は、こちらの「削除した記事」というタブにまとめました。

記事タイトル URL 削除理由
記事タイトルa そのURL うんたらかんたら!
記事タイトルb そのURL うんたらかんたら!
記事タイトルc そのURL うんたらかんたら!
記事タイトルd そのURL うんたらかんたら!
記事タイトルe そのURL うんたらかんたら!

また、削除(統合を含む)するという対応がなぜ適切であると考えたのかも、スプレッドシート内で削除した各ページに対して説明を添えました。

「再審査リクエスト後に行なった対応」をまとめたスプレッドシート

日付 追記内容
2014/07/20 うんたらかんたら!
2014/07/20 うんたらかんたら!

また、再審査リクエストを行なった後に対応漏れがあったところを発見したので対応したのですが、再審査リクエストを別途送るのもどうかと思ったので、それらの追加対応は「再審査リクエスト後に行なった対応」というタブに時系列でまとめておきました。

再審査リクエストの文面

行なった対応をまとめたGoogleスプレッドシートの作成が出来たので、次に再審査リクエストの文章を作成しました。

以下、一部、修正を加えていたり、省略したりしている部分もありますが、基本的に再審査リクエスト時に送った文章となります。

また、一部、読まれるとちょっと痛々しく恥ずかしい文章もそのままにしていたりしますが、その辺はスルーしてあげて下さい(笑)

ご担当者様、お世話になっております。

「◯◯◯」というサイトを運営しております鴨野と申します。

今回、「価値のない質の低いコンテンツ」という手動ペナルティーを受けましたので、Googleのヘルプの関連ページを読み、何が問題であるのか、また、今後、どういったことに気をつけるべきかを改めて勉強させて頂きました。

また、それをふまえて、疑わしい部分やまた、これを機会にペナルティー対象とは関係ないと思われる部分においても対応させて頂きました。

このリクエストメッセージの目次としては以下のようになっております。

  • 再審査リクエストを行なう上で参考にした記事
  • ペナルティー対象となったと判断した該当部分と行なった対応について
  • オリジナル性とサイトで使用している画像や動画の著作権について
  • 今後の方針について

以下、ご確認下さいませ。

参考にした記事は以下の通りです。

Thin content with little or no added value
https://www.youtube.com/watch?v=w3-obcXkyA4

価値のない質の低いコンテンツについて
https://support.google.com/webmasters/answer/2604719

誘導ページについて
https://support.google.com/webmasters/answer/2721311

アフィリエイトプログラムについて
https://support.google.com/webmasters/answer/76465

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
https://support.google.com/webmasters/answer/35769

More guidance on building high-quality sites
http://googlewebmastercentral.blogspot.jp/2011/05/more-guidance-on-building-high-quality.html

ペナルティー対象となったと判断した該当部分と行なった対応について

今回、ペナルティーとなった該当部分は以下のGoogleスプレッドシートの「削除した記事」にまとめたコンテンツなのではないかと判断致しました。

⇒ ※前述のGoogleスプレッドシートへのリンクをココに貼りました。

それぞれ、なぜ、ペナルティー対象となったのか、また、削除を決めた理由について、そして、どのような対処を行なったのかを記事毎にまとめておりますのでご確認頂けますでしょうか?

単に削除しただけではなく、記事によっては他の類似コンテンツと統合したものも含まれます。

オリジナル性とサイトで使用している画像や動画の著作権について

今回、サイト全体に対してペナルティーを受けてしまい実は大変ショックでした。

というのもペナルティーを受けたサイトのコンテンツは実際に自分が〜(中略)〜して作成した完全オリジナルコンテンツが多々あったからです。

(中略)

もちろん、ガイドラインなどを読ませて頂き、ペナルティー対象となったと思われる部分に関しては前述の通り、対応させて頂きましたし、自分の落ち度も理解し、今後のコンテンツ作りにその反省を活かしていかなければならないと思っています。

ただ、万が一、画像や動画が他のサイトの使い回しであると誤解されていては、これはとてもショックなことですので、画像も動画も著作権は自分にあるということを主張させて頂きたいと思いました。

先ほどもリンクさせて頂いたGoogleスプレッドシートの「残した記事」には、「オリジナル性」と「オリジナリティーの根拠」という項目を各記事に設けさせて頂きました。

⇒ ※前述のGoogleスプレッドシートへのリンクをココに貼りました。

そちらもあわせてご確認頂ければ幸いです。

今後の方針について

Googleが質の高い独自性のあるコンテンツを求めているのは理解しているつもりです。

そのため、今回のような情報メディアを作る際には自分の方針として「実際に購入する」「体験する」「現地に行ってみる」「問い合わせする」「取材する」といったことを交えて、実体験をふまえたコンテンツ作りをするように心がけています。

〜(略)〜をしたのも、その一環です。

(中略)

このスタンスは今後も続けていくとして、逆に自分が今回のペナルティー経験を踏まえて、手を出さない、または気をつけることは以下の通りです。

  • アフィリエイトリンクを貼る際は付加価値を加えたコンテンツを作った上で初めてアフィリエイトリンクを貼る
  • 今回の〜(中略)〜のような、キーワードが変わるだけでたいして内容に変化が産まれないもの、産まれにくいものは1ページに統合したコンテンツにしてしまう
  • 新規メディアを立ち上げる際に、そもそも、他の関連メディアと差別化がしにくいようなジャンルには手を出さない
  • 人の命や人生に関わるコンテンツ(YMYL)には手を出さない。(専門家とタイアップした場合は例外)
  • 意味のある内容で文字数が2000文字以上行かないようなトピックは独立させた記事ではなく、他の記事と統合させたコンテンツとして公開する。(テキストが主体のコンテンツの場合。オリジナルの画像や動画主体のページは例外)

今後の方針としては以上となります。

まとめ

今回のリクエスト内容でお伝えさせて頂いたことは以下の4点です。

  • 再審査リクエストを行なう上で参考にした記事
  • ペナルティー対象となったと判断した該当部分と行なった対応について
  • オリジナル性とサイトで使用している画像や動画の著作権について
  • 今後の方針について

どうぞご確認の上、再審査をよろしくお願い致します。

鴨野

こんな感じの再審査リクエスト文章で再審査リクエストを実際に送ってみました!

ちなみに、再審査リクエストを送ったのは、手動ペナルティーの通知を受け取った当日の「7月18日」でした。

つまり、その日にささっと出来る対応だけして、まずは一度再審査リクエストを送ってみようというスタンスで行動をしてみた感じとなります。

4日後 - 「手動によるスパム対策を取り消しました」の通知

そして、再審査リクエストを出した4日後の「7月22日」にWebマスターツール上で「手動によるスパム対策を取り消しました」というメッセージを確認することが出来ました。

「◯◯◯」 のウェブマスター様

「◯◯◯」のウェブマスター様からの再審査リクエストを処理し、サイトに以前適用されていた対策を削除しました。サイトを審査した結果、Google の品質に関するガイドラインへの違反が解決されたことを確認いたしました。

サイトに現在適用されている対策については、ウェブマスター ツールの [手動による対策] ページをご覧ください。このページや検索結果でのサイトのステータスが更新されるまでには時間がかかることがあります。

(中略)

検索結果の品質向上にご協力いただきありがとうございます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

Google サーチ クオリティ チーム

こんなメッセージですね!

最初、「実質のないコンテンツ」なんていう屈辱的なネーミングのペナルティー通知を受けた時は本当にムカついたのですが、こうしてちゃんとペナルティー解除してくれると気持ちが良いものです!

検索結果の品質向上にご協力いただきありがとうございます。

いえいえ、どういたしまして。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

こちらこそどうぞよろしくお願いいたします!

っていう晴れ晴れした気持ちになりました♪

このページや検索結果でのサイトのステータスが更新されるまでには時間がかかることがあります。

でも、気になるのはこの一文ですね。

ペナルティー解除には至ったものの、果たして検索順位はいつ戻ったのでしょうか?

ということで、気長に毎日アクセス解析を1度くらい覗いて様子を見てみる事にしました。

検索順位が戻ったのはペナルティー解除の翌々日でした。

7月22日にペナルティー解除の通知を受けて、その翌々日には検索順位は上がっていました。

ただ、元通りの順位に戻ったかというとそうではありませんでした。

サイト内のページの2割程度は削除したのですが、それらのページについていた自然リンクも消えてしまったことが検索順位が元通りにはならなかった1つの要因として考えられるかもしれません。

というか、「実質のないコンテンツ」という手動ペナルティーは受けると解除するのが、ほぼ無理ということを度々聞いていたので、ペナルティー解除出来た事に満足してしまい、その後、このサイトは今も尚、放置プレーとなっております(笑)

いやー、良い勉強になったな〜〜〜!!!!

最後にまとめ

今回、「実質のないコンテンツ」という手動ペナルティーを解除出来たことは自分にとって非常に良い経験となりました。

まず、「実質のないコンテンツ」という手動ペナルティーが解除出来るということが分かったことが1つの大きな収穫です。

そして、「実質のないコンテンツ」という手動ペナルティーを受けるということは、必ず、何らかの原因があるから起きるのだということも確認出来たのもまた大きな収穫です。

これが分かれば、今後のサイト運営において、Googleの手動ペナルティーをそれほど恐れることも無くなるので、安心して新規サイトの立ち上げや既存サイトの運営を行なう事が出来ますね!!

ということで、何か質問などあれば、テキトーにコメントとかブコメとか下さい。

お腹空いたので飯食って来ます!

【NEW】2014年11月23日追記 - ペナルティーを受けたサイト診断を承ります

この記事を投稿してからGoogleの「実質のないコンテンツペナルティー」の情報を求めて、こちらのサイトに辿り着く方が非常に多いです。

前々から「手動ペナルティーを受けた人向けにサイト診断サービスをやれば?」と一部のSEO業界の人に言われてはいたのですが、腰が重かったので受け付けておりませんでした!

しかし、Googleの「実質のないコンテンツペナルティー」で悩まれている方が非常に多いようなので、希望者がいれば、サイト診断を有料ではありますが承りたいと思います。

とは言え、需要がそもそもあるのかどうかもわかりませんし、特に売り込むつもりもないので、まだ値段すら決めていません。

しかしながら、第3者の視点で「実質のないコンテンツペナルティーを受けたサイト」を診断して貰いたいという方がおりましたら、下記の専用メールアドレス宛にご連絡下さいませ。

あえて、お問い合わせフォームも質問項目も用意していないのは、本気で困っている方以外からの安易な問い合わせを事前に排除するためです。

本気で問い合わせをしたいと考えている方にはご不便をおかけ致しますが、以下の「ヤフー.シーオー.ジェイピー」を「yahoo.co.jp」に置き換えてお問い合わせ下さいませ。

google_penalty@ヤフー.シーオー.ジェイピー

質問事項などが設けられていないと、何を書いてご連絡して良いかも分からないかもしれませんが、初回のメールは適当に簡単な自己紹介と状況をお伝え頂ければ結構です!

金額は診断1回で最低1万円以上で考えていますが、その辺も「こんな感じでいくらでどうですか?」みたいなのがあれば、初回メールの際にご提案頂けると有り難いです。

以上、よろしくお願い致します。

勝手にQ&A

Twitterやブコメで確認出来た質問に勝手に返答してみたいと思います。

Q.1

見た感じ3の誘導ページ(ドアウェイ?)というのが要因ぽいですがそこの詳細が略されててよくわかりませんでした。またこのペナルティはWebマスターツール上に通知されたものなのでしょうか id:underd

まず、ペナルティーはWebマスターツール上で通知されたものとなります。もちろん、それにあわせて、メールでも通知は来ていました。

誘導ページっぽくなっていた幾つかの該当ページというのは、まず、ページの文章自体はそれぞれ1から書き上げているものなのですが、ページの構成もページの内容も基本的に同じようなものでした。

一つ状況を表す為の例を挙げるならば以下のようなイメージです。

記事1のページタイトル:タモリさんの今月のお勧めレストラン

記事内容:レストランAに関する情報

記事2のページタイトル:サンマさんの今月のお勧めレストラン

記事内容:レストランBに関する情報

記事3のページタイトル:タケシさんの今月のお勧めレストラン

記事内容:レストランCに関する情報

一ヶ月後

記事1のページタイトル:タモリさんの今月のお勧めレストラン

記事内容:レストランDに関する情報

記事2のページタイトル:サンマさんの今月のお勧めレストラン

記事内容:レストランDに関する情報

記事3のページタイトル:タケシさんの今月のお勧めレストラン

記事内容:レストランDに関する情報

上記のように元々は各ページに違う情報があったのに、外的要因によってページコンテンツの内容が同じことを書く羽目になってしまったようなイメージです。

この例での外的要因というのは、偶然、3人の今月のお勧めのレストランが同じレストランになってしまったというものですね。

Q.2

自演なしとあるけど自然リンク数はどれくらいだったんだろう?「実質のないコンテンツ」判定に被リンクが関係するのか気になる。@ENJILOG

自然リンク数がどのくらいなのかは数えていないので把握していませんが、一記事辺り、ツイート数なり、いいね数なり、はてぶ数は一桁台です。

また、このサイト用に作ったFBページがありまして、こちらはファン数が500近くおりまして、FBページのエントリーに対する「いいね数」は調子が良いものだと200とか800とか1300とか行ったものもあります。

ただ、FBページのエントリーに「いいね」がついたり、「シェア」があっても、ブログ自体に被リンクが付く訳ではないので、あまり関係ないかもしれません。

「実質のないコンテンツ」判定に被リンクが関係するのか気になる。

これは今回、ペナルティー解除のための対応を行なった際に一切、リンクにはノータッチだったため、少なくとも今回の事例に関しては「実質のないコンテンツ」に被リンクが関係したとは考えられません。

Q.3

申し訳ありませんが、貴サイトが目新しいとおっしゃる手動ペナ解除情報はゴロゴロネットで調べればありますよ。そんな事よりも、オリジナル記事で文字数も多いのに何故?手動ペナを課せられたのか?Googleガイドライン id:dicerocket12

途中でコメント内容が切れてしまっているので、宜しければコメント欄で補足お願いします(笑)